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何かの上達の限界を感じた時にやってみると良い方法とは?

    
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何かの上達の限界を感じた時にやってみると良い方法とは?

皆さんは、
何かに取り組んでいる時に、
ああ、もう、これ以上の上達は、
無理かもしれないと、
感じることはありますか?

私は、幼い頃から、しょっちゅう、
そういう壁にぶち当たって来ました。

こんなに頑張って、努力しているのに、
ちっとも上手にならないし、
きっと、才能がないんだと、
思うことが何度もありました。

もちろん、本当に才能のない、
苦手なものもあるので、
それは、どうしようもないのですが、
中には、ちょっとしたことで、
その後、嘘みたいに、
ぐんと上達することもありました。

今でも、何かの限界を感じた時には、
思い切って、試してみる方法があります。

ただ、それは、その時すぐに、
できる場合と、できない場合が、
ありますし、
やってみないと、わからない場合も、
あります。

それでも、何かが上達するのに、
壁にぶち当たっている方がおられたら、
何かの参考になるかもしれません。

今日はそのことについて、
お話してみたいと思います。

ご興味があれば、どうぞ最後まで、
お付き合いくださいませ。

鬼師匠の怒り爆発

あたくしが、まだ、
魔女っ子だった頃のお話です。

音楽という魔力を身につけるため、
厳しい鬼師匠の元で、
バイオリンの修行をしていました。

ある日のレッスンで、
いつもにも増して、
鬼師匠の機嫌が悪い日がありました。

おい!魔女っ子!この前から言っているだろうが!

鬼師匠

この前はこちら

は、はい。師匠、何でしょうか?

魔女っ子

だから、何だ?そのおもちゃみたいな楽器は!

鬼師匠

は、はい。すみません。でも、これしかなくて。

魔女っ子

お前は、これ以上、上手になる気があるのか?

鬼師匠

は、はい。それは、もちろんです。

魔女っ子

だったら、その楽器を何とかしろ!

鬼師匠

どうしたらいいですか?

魔女っ子

お前じゃ話にならんから、親を呼べ!

鬼師匠

は、はい。わかりました。

魔女っ子

鬼師匠が探し当てたバイオリン

その後、大人の話し合いが持たれ、
あたくしに、
新しいバイオリンが買い与えられる、
運びになりました。

親に感謝しろよ。お前があんまり下手くそだから、俺様がお前にピッタリのバイオリンを探してやることになった。

鬼師匠

は、はい。ありがとうございます。

魔女っ子

しばらくして。

中国と、チェコスロバキアに、一本ずつ、お前の短い指に合う、バイオリンが見つかった。

鬼師匠

それは、良かったです。

魔女っ子

チェコスロバキアの方が、値段が10倍するが、どうする?

鬼師匠

え?子供に言われても、わかりません。

魔女っ子

もう一回、親を呼べ!

鬼師匠

再度、大人の話し合いが持たれました。

話し合いの結果、また、おもちゃみたいな楽器を買ってもしょうがないから、チェコスロバキアの方を、選ぶことになった。

鬼師匠

は、はい。それは、ありがとうございます。

魔女っ子

親に、お礼を言うんだ。わかったか!

鬼師匠

は、はい。もちろんです。

魔女っ子

信じられないほど上達する

そして、とうとう、その楽器が、あたくしの手元にやって来ました。

どうだ!いい楽器だろう?これが、本物のバイオリンだ!

鬼師匠

うわー!なんか、輝いて見えます。

魔女っ子

見た目はどうでもいいんだ。ほれ、早速弾いてみろ!

鬼師匠

はい。

魔女っ子

(え?これ、私が出している音なの?今までの音は何だったの?)

魔女っ子

どうだ!すごいだろう?本物は、振動が違うんだよ、振動が!

鬼師匠

はい。今までの音が、嘘みたいに感じます。

魔女っ子

まあ、バイオリンって楽器は、弾き手の実力に合ったふさわしい楽器が、その弾き手のところに行くようになっているから、お前も、俺様の指導の甲斐あって、そこそこ上達してたってことだな。

鬼師匠

は、はい。ここまで、頑張って上達したから、次の上達のために、この楽器に巡り会えた気がします。

魔女っ子

バイオリンってのは、どんなに金持ちでも実力がなければ、いい楽器がやってこないし、たとえ貧乏でも実力があれば、何らかの形でふさわしい、良い楽器が、手元にやってくるんだ。

鬼師匠

そうなんですか?不思議な楽器ですね?

魔女っ子

音楽に真剣に向き合っている者だけが、本物の楽器を持つことが許されるんだよ。

鬼師匠

弾き手がバイオリンを選ぶんじゃなくて、バイオリンのほうから、弾き手を選ぶんですね?

魔女っ子

そう言うことだ!わかったか!ワッハッハッ!

鬼師匠

その後しばらく、嘘みたいに、
鬼師匠は上機嫌でした。

そして、あたくしも、
水を得た魚のように、
みるみるバイオリンが上達して、
最終的には、憧れの曲にも、
挑戦することができるようになったのです。

鬼師匠は、怖くて厳しいけれど、
真剣な生徒には、いざという時に、
手を差し伸べてくださいました。

表面的な言動は荒っぽくても、
本気には本気で答えてくれる、
真の芸術家だったと思います。

魚をさばくのが下手くそ

時が経ち、
あたくしは、魔力の1つである、
料理の修行もしていました。

料理の中でも、魚をさばくのは、
最難関のテクニックでした。

しかし、時に、知り合いのおじさんから、
大量に魚が丸身で持ち込まれるのです。

そういうときは、せっせと、
背開きにして、塩水につけて、
一夜干しを作って保存します。

ですが、さばくのが下手くそなので、
時間がかかり、骨の折れる作業でした。

ある日、魚をさばきすぎて、
包丁の切れが悪くなり、
金物屋に、包丁を研ぎに行きました。

包丁を研ぎに行った金物屋で

この包丁が、切れ味が悪くなってしまって。魚をさばきにくくなりました。自分で研ごうとしましたが、うまくいかないので、お願いします。

魔女医見習い

どれどれ。うん?これは、うちで買った包丁じゃないね?

金物屋のおばちゃん

ああ、すみません。どこかで、適当に買った包丁です。

魔女医見習い

こんなペラペラの、インチキ包丁で、よく魚さばいてたね?

金物屋のおばちゃん

え?インチキ包丁ですか?

魔女医見習い

そうだよ。魚をさばくなら、このハガネじゃなくっちゃ。

金物屋のおばちゃん

ハガネの包丁ですか?いいのを、選んでもらえますか?

魔女医見習い

そうだねえ。イカもさばくことある?

金物屋のおばちゃん

はい。時々、あります。

魔女医見習い

んじゃ、ちょっと長めの、このイカ割り包丁が、ちょうどいいかな?

金物屋のおばちゃん

うわー!なんか、よく切れそうですね!

魔女医見習い

手入れはちょっと、気をつけないと、錆びるよ。すぐ洗って、拭けば大丈夫だけど。錆びたら、また研げばいいから、持っておいで。

金物屋のおばちゃん

わかりました。使ってみます。

魔女医見習い

もう、このペラペラのインチキ包丁は、処分してしまっていいだろう?

金物屋のおばちゃん

そうですね。

魔女医見習い

これに、研ぎ代をつぎ込むのももったいないよ。

金物屋のおばちゃん

ただ、その包丁で、ほとんどの食材を切っていたので、ないと困りますね。他の包丁もおすすめがありますか?

魔女医見習い

そうだねえ、この万能包丁があれば、こと足りるけど、野菜用に薄刃包丁もあると、なお良いかな。

金物屋のおばちゃん

では、三本買ってみます。ありがとうございます。

魔女医見習い

切れ味悪くなったら、持って来てね、研いでやるから。

金物屋のおばちゃん

驚くほど上達する

その後、帰って、魚をさばいてみたら、
もう、びっくりしました。

魚の身が、スーッと、魔法みたいに、
骨から剥がれて行きます。

今までの、包丁は、余計な力が入る上に、
切った身は、表面が、ギザギザで、
残念な姿になっていました。

新しい、包丁だと、
美しくさばける上に、
時間は半分以下に短縮されました。

まるで、魔法の道具を手に入れた感覚でした。

万能包丁も、薄刃包丁も、
肉や、野菜が、見事に速く切れるように、
なりました。

包丁を、本物に変えただけで、
あたくしの料理の腕は一気に上達したのです。

上達したいと願ってみる

あたくしは、その後、
魔女医の修行中期間中だけ現れる、
妖精魔と対話しました。

妖精魔、あたくしは、今まで、何かを上達したいと強く願ったら、あることが起こりました。

魔女医見習い

そうなんだ。それは、あくまで、本当に上達したいと、願ったことだけ、なんだよね?

妖精魔

はい。そうなんです。別に、上達してもしなくてもいいようなことでは、起こりませんでした。

魔女医見習い

うんうん。一体、それは、どういうことだったの?

妖精魔

必要な道具が現れる

はい。上達の壁にぶち当たって、悩んでいると、さらに上達するための道具が、目の前に現れたのです。

魔女医見習い

それは、すごいね。

妖精魔

はい。そして、それを手に入れると、驚くような上達が得られて、それまでとは、比べ物にならないスピードで、上達していきました。

魔女医見習い

すごいね。魔法のアイテムを手に入れたみたい。

妖精魔

はい。まるで魔法のようでした。次元が変わったのです。

魔女医見習い

次元が変わったってことは、振動が変わったんだね?

妖精魔

そうなんでしょうか?

魔女医見習い

レベルアップする

つまり、あなたは、ゲームでレベルアップするときのように、一段階上の次元に行ったのよ。

妖精魔

え?

魔女医見習い

テテテテッテッテッテー♪おめでとう!魔女医に一歩近づきました!

妖精魔

え?え?そうなんですか?

魔女医見習い

それに気づいたからね。レベルアップしました。

妖精魔

は、はい。なんか、魔法で魔法の道具を、自分に引き寄せた感覚でした。

魔女医見習い

そう。それも、立派な、魔力の1つなのよ。

妖精魔

なるほど!そうなんですね!

魔女医見習い

もう、この魔力は、使えるわね。

妖精魔

そうですね。

魔女医見習い

けど、必要じゃない、余計なものまで、願っちゃダメよ。無駄にそのエネルギーを使うと、本当に必要なものを引き寄せるエネルギーがなくなっちゃうから。

妖精魔

え?そうなんですね。気をつけます。

魔女医見習い

邪念をなくせば大丈夫よ!恐れることはないわ!

妖精魔

はい。そうですね。せっかく手に入れた魔力は、大事に使います。ありがとう、妖精魔!

魔女医見習い

まとめ

いかがでしたでしょうか?

本当に上達したいと願っていると、
ある時期に目の前に、魔法の道具が現れる。

それを、つかむか、つかまないかは、
その人自身の判断になりますが、
道具を変えただけで、
驚くほど上達することを私は経験しました。

もちろん、その時の、
経済状況や、生活環境に、
影響されることもあると思いますが、
もし、その時に可能なら、
ぜひ魔法の道具を、
手に入れてみてはどうでしょうか?

今までとは、違う次元の世界を、
味わうことができるかもしれません。

今取り組んでいることで、
もし、上達したいのに、
なかなか上達できないで、
もがいている方がおられましたら、
参考にしてみてくださいね。

最後まで、お読みいただきまして、
ありがとうございました!