人生の片付けを成功させる秘訣とは?
何年も前から、
片付けや断捨離が、
流行ってますよね?
自分に合う、
それぞれのやり方で、
人生の片付けを、
進めている人が、
多いと思います。
私もその流行りに、
乗った1人でありますが、
試行錯誤があり、
その過程で、
大事なことに、
気づきました。
今回は、
そのことについて、
お話してみたいと思います。
ご興味があれば、
最後までお付き合いくださいませ。
ものがあふれている我が家
数年前までの「私」は、
モノがあふれて、
片付けてもすぐに散らかる、
家に住んでました。
小さい頃から、
片付けが苦手だったのです。
学校の机の中も、
いつもめちゃくちゃでした。
社会人になっても、
常に机の上は山積みになり、
崩れ落ちそうで、
隣の机の同僚から、
苦情が出ていました。
自分では、
どこに何があるか、
全部把握できていたので、
別に困ってはいなかったのです。
病識が、なかったんですね。
しかし、脳の病気をして、
一時的に体が思うように、
動かなくなった時に、
こんなにモノが多かったら、
自分の手に負えない、
と感じました。
なんとか、自分の弱点を
克服したといと思い、
魔女医に相談に行きました。
魔女医―。私、運動の次に、片付けが苦手なんですよ。
私
もう!苦手なものばっかりね。あなたは。
魔女医
苦手なものは、直面化を避けて、生きてきました。
私
だから、問題が、いよいよ大きくなるのよ。
魔女医
はい、今になって、反省しています。このままだと、私の家、ゴミ屋敷になります。
私
そうなって、初めて、やっと気付いたわけね。
魔女医
どうしたら、いいですか?何から手をつけたらいいですか?やっぱり収納家具や、収納グッズを増やすべきですかね?
私
それは、逆効果だから、絶対やめなさい。
魔女医
え?片付けって、モノをしまうことじゃないんですか?
私
一生懸命収納しようとした
片付けは、とにかく、どこかに、モノをしまって、収めることだと思ってたんですけど。
私
最終的には、そうかもしれないけど、その前にすることがあるわよ。
魔女医
片付け上手な人の、家とか机とか引き出しには、便利な収納グッズが、たくさんあって、そこにきちんと収めてありますよ。
私
自分も、そういうことができるようになりたいの?
魔女医
片付け上手になるってことは、そういうことですよね?
私
じゃあ、そういうところに住んでいると、想像して、満足?
魔女医
は?収納家具や、収納グッズに、囲まれた生活ですか?いや満足とかじゃなくて、仕方なくですから。決して、そういうのが好きなわけではありません。
私
だったら、いつまでたっても、あなたは片付けしないわよ。
魔女医
はい?
私
根本的なことに気づく
大事なことは、どんな生活環境に、身を置きたいか、なのよ。
魔女医
どんな生活環境?
私
だって、仕事や外出以外は、ほとんどの時間を過ごす場所でしょ?そこが、居心地悪かったり、違和感あったら、あなたの人生のほとんどが、不快感だらけじゃない。
魔女医
確かに。今過ごしてて、なんだか、落ち着きません。
私
そうすると、家にいたくなくて、無駄に外出して、浪費する。
魔女医
図星!なんでわかるんですか?
私
だったら、いつでも過ごしたくなるような、とびきりときめく空間を、イメージしてみる。
魔女医
とびきり、ときめく空間?
私
広くても、狭くてもいいから。どんな部屋がいいの?
魔女医
和室よりは、洋室で、クラシカルな雰囲気が好きです。だけと、きらびやかじゃなくて、重厚で落ち着いた雰囲気です。
私
なるほどね。クラシカルな雰囲気ね。人によっては、モダン、ポップ、キュート、和、など好みは色々よね。そういうイメージを持たないと、モチベーションが上がらない。
魔女医
確かに、そうですね。
私
テイストは、様々でも、大体、理想のインテリアに共通することがあるわ。なんだと思う?
魔女医
えー?なんだろう?余計なものがないとか?
私
その通り。片付けは、ものをしまうことじゃなくて、ものを極限まで減らすことなのよ。
魔女医
えー?ものを極限まで減らす?無理無理、生活に必要なものばっかりですから!
私
秘訣は自分の内面にあった
本当にそう?今現在の生活だけに必要なものはそんなに多くないわよ。
魔女医
でも、思い出も大事だし、記念のものは捨てられないし、万が一に備えて備蓄も大事だし。
私
そう、過去へのとらわれと、未来への不安で、ものは、無限に増えていく。
魔女医
はい?
私
つまり、自分の内面が整理されてないと、環境も整理されない。
魔女医
え?内面?
私
過去に満たされなかった何かに、引きずられていたり、先行き不安のような、起こってもいないことへの、恐怖や不安があると、それを、ものを増やして満たそう、安心しようとする。
魔女医
えー!つまり、自分の内面の問題が、自分の所有しているモノの量や内容に現れているということですか?
私
まあ、厳しく言うと、そうなりますね。
魔女医
がーん!じゃあ、私は、相当内面が、ごちゃごちゃしているじゃないですか!
私
モノに対するマインドを書き換える
昔から、「足るを知る」や「侘び寂び」と言う言葉があるでしょ?
魔女医
聞いたことありますけど、はっきり言って、なんのことー?って思ってました。
私
そう言う、傲慢さや、無頓着さで、無駄にアホっぽくふるまって、自己を防衛しているのよ。浅はかな正当化はやめて、自分と対峙しなさい!
魔女医
は、はい、すみません。
私
今まで相当、無駄なものに、お金と、労力を費やしてきたと思うんだけど、惜しいと思わずに、今に必要なものだけ残して、あとは全部処分するのよ。
魔女医
ええ?そんなこと、できるかな?いやだな。怖いな。
私
そう思うと、進まないから、逆に、とびきりときめくものだけ残しなさい。
魔女医
捨てろと言ったり、残せと言ったり、一体どっちなんですか?
私
ときめかなくても、代わりのない必要なものは、残さないとしょうがないからね。ただし、今に必要なもの、ときめくものだけ残して、あとは全捨てよ。
魔女医
何から手をつけましょうか?
私
一番量が多いものからでいいわよ。女性の場合は、大体、洋服じゃない?
魔女医
ドキッ!おっしゃる通りです。
私
家の中に、布類が多いと、ほこりも増えるからね。布類の処分は、思い切ってやったほうがいいわ。
魔女医
着る服が無くなったらどうしよー!
私
それは、いかにあなたが、どうでもいい服しか持ってないか、ということよ。それはまた別問題だから、機会があったら話すわ。
魔女医
それに、楽譜は、どうしても捨てられません。
私
いいのよ。そういう、自分がものすごくときめくものは、無理して捨てなくて。それを最後にかき集めたら、素敵なときめき空間ができるはずだから。
魔女医
あ、そうなんですね?なんでもかんでも捨てなくていいんですね?
私
当たり前でしょ?ときめくものを捨てて、あなたにとってどうでもいい、全くときめかない収納グッズを残して、どうするのよ?
魔女医
うっ。確かに。
私
そこの根本を間違うから、片付けがうまくいかないのよ。今の自分にとって、取るに足らない、どうでもいいもの。これを見極めて、徹底的に処分する。基本、全捨て。
魔女医
わ、わかりました。
私
片付けによって磨かれた芸術性
一番多いものから、取り掛かって、家中のものにそれをやったら、それを、何周も何周もする。
魔女医
ひえー!結構時間かかりそうですね。
私
時間も、エネルギーも相当費やすわよ。片付けを甘く見ないで。修行よ修行。片付けの修行じゃなくて、心の修行。
魔女医
それをやったら、人生変わりますか?
私
少なくとも、モノとの付き合い方は、変わるでしょう。
魔女医
それなら、やるしかないな。
私
あと、もう1つ磨かれることがある。
魔女医
何ですか?
私
モノを見る、審美眼、つまり、芸術性が磨かれるのよ。
魔女医
芸術性?
私
自分の周りに置きたいものを、1つ1つ、丁寧に吟味する。ありか?なしか?カッコいいのか?ダサいのか?
魔女医
難しそうだな。
私
最初はね。続けていると、分かるようになってくる。そして、自分の感性や好みが、なお一層はっきりしてくる。
魔女医
そういえば、そんなに、まじまじと、所有しているものを1つ1つ見たことなかったな。
私
美術館に行くのもいいけど、身の回りのに置くものだって、芸術品であふれているわ。いかに、自分の好きなもの、ときめくもので、それを満たしていくか。あなたのセンスが問われるわよ。
魔女医
キャー!大変だ!お金もかかりそう!
私
高級品がいいってもんでもないのよ。高級品にも、ダサいものが、たくさんあるからね。いきなりじゃなくて、人生かけて、少しずつ変えていけばいい。
魔女医
わかりました。とにかく、ものを極限まで減らすことを、まずやってみたいと思います。
私
覚悟を決めて、取り組んでね。あなたの、これからの人生が、かかっているわよ。
魔女医
ときめきエリアを手に入れた
半年後
魔女医―!あれから、まず家中の洋服を、かき集めたら、山のようになって、私は、こんなほとんど着ない、使わないものに、お金を無駄に使って、バカバカと自分を責めて、号泣しながら、処分しました。
私
ね、覚悟が必要だったでしょ?
魔女医
結局、服は3セットぐらいしか残らなくて。けどそれでスッキリして、あとはどんどん進みました。服も3セットでもなんとかなってます。
私
おー頑張ったじゃない。なにか変化があったの?
魔女医
衣装ケースで、パンパンだった、押入れコーナーが丸々空いたので、そこの仕切りを外したら、広い空間ができました。
私
それは良かったわね。それで?
魔女医
なんと、そこに、前から欲しかった、グランドピアノを置くことにしたんです!
私
それはすごい!あなたにとって最大のときめきアイテムじゃない!
魔女医
中古で安く譲ってもらったものですが、それでも、大満足です!必要ない人から見たら、きっと、大きくて無駄なものなんでしょうけど。
私
あなたにとってどうなのかが、大事よ。それで、毎日どんな気持ちなの?
魔女医
そのエリアを、眺めて、実際にピアノを弾いて、毎日とっても満たされた気持ちです。
私
そしたら、モノに対する執着はどうなった?
魔女医
本当に必要かつ、ときめくものじゃないと、手に入れたくなくなりました。生活に必要な消耗品や食材は別として。でも、そういうものも、品質や、自分に与える影響など、1つ1つ吟味できるようになりました。
私
モノとの付き合い方が、だいぶ変わったわね。
魔女医
はい。
私
モノを見極める、感性や芸術性も磨かれたわね。
魔女医
そうですね、一石二鳥でした!最初は、ひいひい言って、辛かったですけどね。
私
自分の人生に変化があるとき、自分のマインドを書き換える時には、痛みや苦悩を伴うものよ。よく自分の弱点を受け入れて、立ち向かったわね。
魔女医
はい、勇気はいりましたけど、思い切って、やって良かったです。これから、まだまだ、あと何周も必要ですが、頑張ります。ありがとうございました。
私
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ゴミ屋敷にならなくて、
良かったですよね!
古来から、
侘び寂びや、
足るを知るなど、
モノに対する良い意識が、
あったはずですよね。
それが、高度成長期に、
モノを多く所有することが、
幸せで豊かな象徴、
みたいになってしまい、
世の中がモノで、
あふれかえり始めた、
のかもしれません。
モノを見極める審美眼を磨く。
これも、片付けに、
いや人生における、
モノとの付き合い方に、
必要なことかもしれません。
そして、
ときめかないモノたちを、
手離さない限り、
ときめくモノは、
入ってこないんですね。
「私」のように、
ゴミ屋敷寸前の人は、
そうなかなかいないでしょうが、
もし、片付けにお悩みの方がおられたら、
試してみてくださいね。
最後までお読みいただきまして、
ありがとうございました!