ドイツのアーティストに対する支援プランについて
先日、ふと、ある記事が
目に止まりました。
ドイツでは、
コロナで稼ぎの減った
アーティストたちに対し
収入を保障するという内容でした。
そして、その理由が
すごかった。
「アーティストは今、生命維持のために
必要不可欠な存在である」
だそうです。
え?
1番必要じゃないんじゃないの?
って、思われがちですよね。
特に、日本では。
というのも、私自身も、
音楽なんて無駄でしかない
と思いながらも、
やめることができずに
続けてきたからです。
私のような医療従事者には、
生と死のはざまで
無力感にさいなまれることもあり、
どこかで、心のよりどころが
必要なんですよね。
いや、もちろん、
どんなお仕事も大変ですよ。
この話を、
ドイツで演奏家として活動していた、
私のピアノの師匠に話したら
「そうなんです。ドイツに留学した時、そういう考え方に、とても救われました。なにしろ、日本では、家族や親戚、近所中からごくつぶし呼ばわりされてましたから笑」
と言われました。
つまり、ドイツでは、
芸術を伝える
アーティストたちの地位が
確立されているんですよね。
たしかに、人類が追い詰められたときに
すがるもの、希望を見出すもの、
それが芸術なのかもしれません。
人間の普遍的な真理に基づいた
美しいもの、心に訴えかけるもの
それが、生命維持のために
必要なのでしょう。
食べて、寝ることだけが、
生命維持に大事だと思ってました笑
けれど、生きること自体に
喜びを見出せないと
食べて寝ることも
どうでもよくなってくるのですよね。
そう言えば、
歴史を振り返ると、
ペストのあとに、
人々の内省内観が進み
文化や芸術が復興しましたよね。
私は芸術家ではないけれど、
音楽愛好家ではありますので、
とりあえず自分の慰めのために
ピアノに取り組み続けます。
生演奏に触れるのは、
なかなか難しくても
オンラインでシェアできたら
いいですよね。
自分の演奏は、
趣味レベルなので、
アーティストのようには
いきませんが、
プロの演奏のオススメを
一緒に聞いて
ああでもない、こうでもない
と言い合う会とか
やってみたいですね!