好きなことを趣味にとどめず仕事レベルにするために必要なコツとは?
みなさんは、好きなことが仕事になれば
いいなあと思ったことはありませんか?
それを実現している人は、
本当にごく一部のような気がします。
私も、どちらかというと、
仕事は仕事、趣味は趣味と、
割り切ってやってきたほうでした。
ですが、最近、もしかしたら、
あることをやっていったら、
好きなことも仕事になるんじゃないかと、
思い始めました。
今回はそのことについて、
お話してみたいと思います。
興味のある方は、
どうぞ最後までお付き合いください。
1人で好きなことを楽しんで満足していた
私は元々、大勢でつるむよりも、
1人で家で好きなことをして過ごすのが好きでした。
一番好きなことは、音楽を聞いたり、
または自分で楽器を演奏したりすることでした。
歌を歌うのも好きで、
お風呂では、湯船につかって、
演歌や、宝塚、ミュージカルをよく歌っていました。
好き勝手に自分の思い通りだったので、
家族にとっては騒音だったらしく、
よく、うるさいと怒られていました。
でも、自分では、そんなの関係ねえ
とばかりに、満足して、聞く耳を持たず
楽しく過ごしていました。
自分で好きなように好きなことをして、
自分1人だけが楽しむのが大好きで、
それを誰かと共有したいとか、
誰かを喜ばせたいとは思ったことは
全くなかったのです。
あるセミナーでの講師の言葉にハッとする
そんな自分でしたが、ある時から、
なんだか変わりたくなって、
自分の才能や好きなことを
ライフワークに変えることはできないかな?と
あるセミナーに参加することにしました。
みんな勘違いしているかもしれないけど、ただ好きなことをやっているだけでは、ライフワークにはならないんだよ。
魔ヨーダK
え?ただただ好きなことを、楽しくやり続けていたら、それがライフワークになると思っていました。
私
ただの趣味と、ライフワークは違うからね。ただ、ワクワクすることは必要だよ。
魔ヨーダK
うーん、、、よくわからないなあ。
私
例えば、歌うのが好きだからと言って、毎日1人でカラオケしていても、何も起こらないよね。
魔ヨーダK
そうかな?自分は楽しくていいんだけどな。
私
ライフワークっていうのは、自分の好きや才能を分かち合って喜びを得るものだから。
魔ヨーダK
え?人と喜びを分かち合う?自分が楽しければいいんじゃないの?
私
1人で楽しむだけで満足できるならそれでいいかもしれないけど、もし、それが自分のライフワーク、もしくは、生まれてきた使命とでも言おうかな、、、
魔ヨーダK
え?なんか、大袈裟だな。
私
そういうものは、1人で楽しむだけでは満足できなくなっていくんだよ。
魔ヨーダK
そうなんだー!じゃあ、音楽や、歌は、私にとって違うのかな?
私
文章もそうだよね。文章を書くのが好きだからと言って、日記のようなブログを書き続けていても、何も起こらない。
魔ヨーダK
ガーン!
私
ごく一部の天才だけが、自分の好きなようにやっても、多くの人と共有できることはあるけど、そうじゃなければ、どうやったら、人と喜びを共有できるか、考えて行かないといけないよね?
魔ヨーダK
なるほどー。
私
ピカソと、ゴッホの違いでもあるよね。生前に多くの人と共有できたかできなかったか?
魔ヨーダK
うーん?
私
共有しようとしたか、しなかったか?多くの人の心を打つという点では、同じように素晴らしい芸術だったはずなのに。
魔ヨーダK
そういうことか。まあ、でも、それを本人が望むか望まないかなんだろうな、結局は。
私
そうだね。結局は自分がどうありたいかということから、考えないといけないよね。
魔ヨーダK
1人で楽しめればいいもーん、ってひねくれてる場合じゃないな、こりゃ。
私
まあ、参考してみてね。
魔ヨーダK
はい。ありがとうございました。
私
趣味では満足できなくなる
その話を聞いてからというもの、
好きなことに対する私の価値観が変わってきました。
ひとりよがりの趣味をただ続けて、
ストレス解消の手段だけとして、
やっていくことにマンネリ化を感じるように
なりました。
他にも、自分にできることで、
人と喜びを共有できることが、
あるんじゃないか?と思い始めたのです。
ドイツの巨匠からピアノレッスンを受ける
その後、私は、ドイツの巨匠から、
ピアノレッスンを受ける機会がありました。
レッスンは、終始ケチョンケチョンでしたが、
気づきもたくさんありました。
プロとアマの違いを教えられる
きたない、きたない、きたない!
ドイツの巨匠
え?またきたなかったですか?
私
自分の出している音をちゃんと聞いている?
ドイツの巨匠
いやー、聞いているつもりでしたが。
私
今、ペダルすごく濁ってたよね?
ドイツの巨匠
え?そうでしたか?
私
ちゃんと音を聞きながら使わないと、そうなるよ。
ドイツの巨匠
はい。すみません。
私
私は前に、ホロビッツ先生の演奏を生で聞いたことがあるんだけどね。
ドイツの巨匠
え?あの、私も大好きなホロビッツですか?すごい!
私
ある時、足もとしか見えない席だったんだよ。
ドイツの巨匠
ほう。足だけかー。
私
そして、びっくりしたんだけどね、ものすごく、ペダルを両足で小刻みに忙しく変えていたんだよ。
ドイツの巨匠
え?全然そんな風に聞こえなかった。
私
つまり、何が言いたいかというと、プロとアマの違いがわかるかね?
ドイツの巨匠
え?上手か下手かじゃないのかな?
私
アマはね、自分は弾いているのが楽しいんだけど、周りで聞いている人は辛いんだよ。
ドイツの巨匠
ガーン!つまり、それは、まさに今の私のことですね。
私
プロはね、自分は、必死で、辛い思いもしながら、周りを喜ばせようとして弾くからこそ、聞いている人も、喜ぶんだよ。
ドイツの巨匠
そうかー。
私
そして、最後には、1人では得られなかった大きな喜びを手にするんだ。
ドイツの巨匠
1人では得られない喜びか。それを手にするには、決してひとりよがりの楽しいことだけではダメなんだな。
私
だから、ちゃんと自分の出している音に責任を持って、よく聞きながら、いい音を出す努力をしないと、人が喜ぶレベルまで、いつまでたっても到達しないよ。
ドイツの巨匠
はい、おっしゃる通りです。
私
いかに独りよがりの演奏だったかを思い知らされる
レッスン後しばらく、
たくさんの雷が振り落とされ、
私は、しばらく放心状態でした。
こういう時こそ、
すごい速さで観念が書き換えられていくのを
感じました。
私って、本当に、何においても
ひとりよがりの自己満足野郎だったな。
そう痛感すると、
自分がもっと太っ腹な大人になって、
喜びを独り占めせず、
より多くの人と共有していきたい
そう思うようになっていったのです。
アメブロを日記だと思って好き勝手書いていた
そう考えると、
前に日記がわりに
アメブロを書いていたことを思い出しました。
本当に、ただ好き勝手書いていたので、
誰にも読まれず、反応もなく、
そうするとモチベーションも続かず
自分も飽きてやめてしまいました。
文章を書くことは、
特に大好きでもなかったので、
1人で続けていても、自己満足にすら、
なりませんでした笑
音楽に関しては、元々好きだったから、
自己満足が十分に得られて、
独りよがりでも続けてこれたけど、
私にとって、文章はそうもいかないんだな、
と感じました。
人と喜びを共有できる書き方を学んだ
その後、今のブログの書き方を、
学ぶ機会に恵まれました。
それは、いかに、
自分の伝えたいことが、
人の心に、届いて、響かせることが、できるか?
ということに重きを置いた
書き方を教えてくれる内容でした。
文章の書き方に、
特にこだわりもなかった私は、
学んだ通りに書いてみました。
慣れてくると、我流も生まれてきましたが、
基本的な概念は崩さないように、
どうしたら、読者と共有できるか?
という視点を崩さず、取り組んできました。
それは、今までの私にとっては、
新鮮なことでした。
他者からの評価をさほど気にせず、
我が道を突き進む、
おめでたい人間だったので、
1人でも多くの人に届けたい、
共有したいと思って何かに取り組むことが、
こんなにも難しく、
しかし、やりがいのあることだと
思ってもみませんでした。
そういえば、私は、
基本的に誰かに余計なお節介を焼きたい人だった。
だから、役に立つかどうかわからないけど、
もしかしたら誰かの喜びになるかもしれないと信じて、
図々しく誰かに届けよう。
そう思わずにはいられなくなりました。
ただの自己満足の趣味ではなく仕事になった
それを、続けているうちに、
読んだ方から、
反応をもらえるようになりました。
「このブログの書き方を教えて欲しい」
という声もいただくようになりました。
そして、ある日、
コメントで、
「記事を読んで、今の自分を思い、
しみじみと涙があふれてきた」
という声をいただき、
私は、はっとしました。
涙を流すということは、
その方の感情が振動したということです。
私の文章で、誰かの感情に、
良い振動を与えることができた。
つまり、私は、人と喜びを共有するために、
努力してきて、もう、それがいつの間にか、
できるようになってきていたことに気づきました。
ちゃんと、そういう意識で取り組めば、
それができるようになるんだ、
と確信した瞬間でもありました。
そうすると、もう次は、
それを誰かに教えたくなりました。
日記ブログを何年も、
ただ書いていただけでは、
思い浮かばなかったことが、
たったの数ヶ月で、その思いに至り、
とうとう自分でブログ講座を
開講することになったのです。
そして、今、
かつての私のように、
その極意を知りたい方が集まってきて、
講座が進んでいるところです。
最近、受講者の方も、
次々と、人の心を打つ記事が、
書けるようになってきています。
今までと明らかに違う反応を、
もらうようになった方もいます。
そういう意味でも、
ますますこの喜びを共有できつつあるな、
と感じているところです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
好きなことや才能を、
趣味にとどめず、
仕事につなげていくためには、
喜びを独り占めせず、
共有していくという意識が、
大事なのですね。
もし、かつての私のように、
自己満足の喜びを
独り占めしている方がおられたら、
少し視点を変えるだけで、
ライフワークや仕事につながる
可能性がありますので、
参考にしてみてくださいね。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。