必見!表現を通して本当の自分にたどり着き本心を知る方法とは?
みなさんは、
表面的な自分を、
取り繕ってはいませんか?
自分を取り繕ってばかりいると、
本当の自分て、
どんな人だったけ?
とわからなくなることも
ありますよね?
私も、知らず知らずのうちに、
そうなっていたようでした。
しかし、表現をしていくちに、
あることに気付かされ、
本当の自分が少しだけ、
わかってきたような気がするのです。
今回はそのことについて、
お話してみようと思います。
ご興味があれば、
どうぞ最後まで、
お付き合い下さいませ。
作家を目指しとりあえず原稿を書いてみた
今年になって、
私は、なぜか、ふと、
作家を目指そうと、
思い立ち、
あるベストセラー作家による、
少人数の作家セミナーに、
参加してみました。
これまた、なぜだか、
小説が書きたくなって、
無謀にも一気に10万字程度の、
原稿を書き上げ、提出しました。
しかし、その後、
小説で勝負していくのは、
難しいと言われ、
さっさと、あきらめました。
次は、
人間のダークサイドを、
テーマにした本を、
未完成ながら書き上げ、提出しました。
その後、
アドバイスをもらう、
機会がありました。
超一流からキャラと文章の解離を指摘される
魔ヨーダK、私の原稿はどうだったでしょうか?
私
うーん、、、良いも悪いも、まだ荒削りすぎて、どうコメントしようもないよ。
魔ヨーダK
がーん!まだ、小学生の作文レベルで、土俵に乗っかってないってことですね、、、
私
そんなことはないよ。とりあえず、書いてみないことには何もわからないから。原稿を書いてみたことはいいと思うよ。
魔ヨーダK
や、やさしい!
私
そして、荒削りだけど、なかなか面白いと思うよ。
魔ヨーダK
そ、そうですか?
私
ただ、、、
魔ヨーダK
ただ?
私
原稿読んでびっくりしたんだけど。
魔ヨーダK
は、はい。何かまずかったでしょうか?
私
性格は、明るくて、楽しくて、おバカというか軽々しいのに、、、
魔ヨーダK
そうですか?褒められてるのか?けなされてるのか?
私
文章は、ものすごく、重いよね。
魔ヨーダK
え?重い?ですか?
私
そう。重いんだよね、なんか。
魔ヨーダK
がーん!じゃあ、このままだと、あまり広く受け入れられませんね、、、修正していかなくちゃ、、、
私
いやいや、村上春樹だって、文章重いけど、世界中に受け入れられているでしょ?
魔ヨーダK
は、はあ。ノルウェイしか読んだことありませんが、、、
私
だから、悪くはないんだけどね。重くても多くの人の心に突き刺さることはあるから。
魔ヨーダK
本当の自分はどれなのか悶々とし始める
ただ、キャラとあまりにも、文章がかけ離れているから、ブランディングとか、ちょっと慎重に考えないといけないかもしれないね。
魔ヨーダK
ブ、ブランディング?
私
まあ、今はまだ気にしないでいいよ。まずは、自分のコンセプトにたどりつくことだね。
魔ヨーダK
コ、コンセプト?私はただ、作家になりたいだけなのですが。
私
まあまあ。とりあえず、原稿書き続けてよ。そのうち、そういうことが、わかってくるから。
魔ヨーダK
は、はあ、、、
私
こうして、私は、
一流作家による、
電撃をくらい、
その日から自分について、
悶々と悩み始め、
精神の奥深いどん底へ、
落ちて行きました。
ドイツの巨匠によるピアノレッスン
しばらくして、
なんとか、どん底から浮き上がり、
次は、ドイツの巨匠から、
ピアノレッスンを受ける機会が、
ありました。
レッスンの前半は、悲惨でした。
うるさい、うるさい!ピアノは叩かなくても音がでるよ!
ドイツの巨匠
は、はい。すみません。
私
そのフレーズで何が言いたいの?
ドイツの巨匠
そ、そう言われると、、、
私
全然音楽性を感じないよ。何を語っているの?あなたは語っているんじゃなくて、ただ叫んでいるように聞こえるよ。
ドイツの巨匠
はあーやっぱり私には音楽の才能ないんだんだな。
私
シューベルトは、絶望の中から、なんとか幸福を見つけようとしているんだよ。
ドイツの巨匠
そ、そうですよね。伝記を読んで勉強していたつもりなのに、私、わかってないなあ、、、
私
それを、全然感じない。
ドイツの巨匠
がーん!
私
音楽と自分が切り離されていると指摘される
あなたは、性格は、明るくて、やさしそうなのに。
ドイツの巨匠
は、はい。そうですかね?
私
音楽は、まったく別物で、不機嫌で怒っている。
ドイツの巨匠
え?
私
音楽と自分が、まったく別のものとして、切り離されているように感じるよ。
ドイツの巨匠
音楽と自分が切り離されている、、、なんか、同じことをどこかで言われたような、、、
私
音楽にもっと人生を乗っけろと言われ悩み出す
音楽は、自分自身、人生そのものなんだから、もっと自分を乗っけないと!
ドイツの巨匠
自分を乗っける?え?ただの愛好家で素人なのになのかな?
私
どうして、音楽に対して、そんなに不機嫌で怒っているのか、不思議だよ。
ドイツの巨匠
た、たしかに、なんか難しく考えて弾いていたな、、、
私
君には、シューベルトは、まだ弾きこなせない。
ドイツの巨匠
え?テクニック的には難しくないと思ったのに。
私
音が少ないからこそ、その音で何を伝えるかが、難しくなるんだよ。
ドイツの巨匠
そうなのか、、、テクニックの難易度で曲を選んでいたな。
私
もっと小曲で明るくて楽しい曲、モーツァルトやスカルラッティがいいんじゃない?
ドイツの巨匠
なるほど。
私
もっとテクニック的に難しい曲、音の多い曲をやったほうがいい。
ドイツの巨匠
は、はい。わかりました!シューベルトを弾くなんて100年早かったです!
私
いずれにしても、人生を乗っけることを忘れないでね!
ドイツの巨匠
はい!ダンケシェーン!
私
その時のレッスンです。
関連箇所のダイジェスト動画ですので、
良かったら合わせてご覧ください。
https://youtu.be/1DVdOnzfv_Q
なぜ、私の音楽は、
不機嫌で怒っているのか?
そうだとしたら、
聞いている人に、
相当不快感を、
与えているのではないか?
そう思うと、
また、精神の深い海に、
沈んでいくような、
気持ちになりました。
キャラに合うモーツァルトを弾いてみた
その後、気を取り直して、
(基本的に立ち直りの早いポジティブです)
新しい曲に取り組むにあたり、
助言通りに、
モーツァルトのソナタを、
選曲してみました。
弾いてみると、
なかなか楽しくて、
気持ちが乗ってきました。
そこで、
一緒にピアノを習っている息子に、
この曲が私に合っているかどうか、
聞いてみることにしました。
ねえねえ、ちょっとこの曲弾くから聞いといてよ。
私
えーめんどくせーなー。
息子
だって、お父さんに聞いても、どうにもならないから、頼むよ。
私
はいはい。ふーん、またモーツァルトやるんだ。
息子
そう、オススメされたから。久々に取り組んでみることにしたの。じゃあ弾いてみるよ。
私
しばらく弾く
息子からの強烈な一言
どう?
私
うーん、、、所々、痛いなあ、、、
息子
え?痛い?どんなふうによ?
私
音がこけてるのもあるけど。
息子
けど何?
私
色が全然感じられない。
息子
色?
私
フレーズのそれぞれで、色があるでしょ?
息子
え?もしかして、あなたは、いつもそんなこと考えて弾いているの?
私
当たり前だよ。コンクール前にバッハを弾いていたときは、学校でもずっと、あそこはどう弾こうかって考え続けていたよ。
息子
はあ?全然そんな風に見えなかったけど。しかも、バッハでよくそれができたね?
私
だから、いまいち、お母さんが、何を考えてどう弾こうとしているかが、見えてこない。
息子
はい、すみません。
私
もっと、ちゃんと考えて弾いたら?
息子
はいやってみます。えっと、今は黄色で、ここからオレンジで、ここは淡い紫かな?
私
そうそう、そんな感じ。続けて。
息子
は、はい。お願いします。
私
しばらく弾く。
ストップストップ!
息子
はい、また、何か痛かったでしょうか?
私
お母さんさー、もしかして、自分に、才能がない才能がないと、思いながら弾いている?
息子
え?
私
なんか、才能ないけど好きだから仕方なく弾くか?みたいな感じ。
息子
えー!確かに、とっくの昔に音楽の道はあきらめたし、どうせ自分には、音楽の才能はないと思って生きてきたけど。
私
それだよそれ!その面白くなさを感じるの。
息子
えー!なんでそんなこと感じるのよあなたは?
私
知らなーい。親子だからじゃない?
息子
じゃあどうしたらいいのよ、お母さんは一体?
私
自分が才能あると信じて、弾けばいいんじゃない?
息子
いやー、、、そんなはずはないし、、、
私
ふーん、じゃあそうやっていつまでも音楽に対して、いじけてればいいんじゃない?
息子
いじける?
私
どうせ、私才能ないしーって、いじけながら、むすっとして、弾いているように見えるよ。
息子
くうー息子よ、言うなー、あなた絶対、前世で私の上司か何かだったでしょ?
私
また、お母さん変なこと言って。そんなわけないでしょ?
息子
頼む、もうちょっと聞いてよ。
私
あー俺もう、忙しいから。マイクラの実況動画編集しなくちゃ。じゃあね。がんばって。
息子
は、はい。ごめんね付き合わせて。アドバイスありがとう。
私
文章にも音楽にも自分の中にある同じものを乗っけていた
2人の超一流と、
なぜか息子から言われて、
私は、ある真実に、
たどり着きました。
それは、、、
私は、音楽も文章も、
自分に才能がないと絶望しながら、
取り組んでいたということです。
文章に関しては、
小さい頃から、
コンプレックスがありました。
読書嫌いで、作文が大嫌いでした。
けど、父やきょうだいは、
ものすごい読書家で、
難しい本を読んでは、
私にわからない話をしていて、
入って行けませんでした。
そして、小さいマスに、
字を書くのが嫌いで、
作文も大の苦手でした。
空想は好きなのに、
文章にするのは、
嫌いだし苦手だったのです。
だから、思いつきで、
作家になりたいと、
がんばってみたものの、
文章苦手、文章嫌い、
という無意識の感情を乗せながら、
文章を書いていたのかもしれません。
音楽も、10年以上の、
ブランク後に再開したときに、
どうせ才能ないんだから、
指の体操が脳の刺激に、
なればいいやと、
そんないじけ心でやり始めました。
音楽に才能なかったから、
今こうなっているんだ、
といじけながら、
絶望しながら、
音楽に取り組んでいました。
しかし、
どうせ、やったって、
無駄と思いながらも、
結局どちらも手を止めることは、
できませんでした。
どちらもきっと好きなのに、
自信があるのに、
それに、あきらめといじけを、
乗っけてやっていたのです。
そして、あることに、
気付きました。
音楽にしても、
文章にしても、
なんらかの表現に、
自分の秘めている心の奥底が、
現れるのです。
なぜなら、
人との対話でなく、
自分自身との対話だから、
きっと、取り繕えないし、
ごまかせないからです。
そういうことを、
発見し、しばらく過ごしてみました。
すると、文章はまだまだですが、
ピアノの方は、ちょっとだけ、
今までより楽しく弾けるように、
なってきました。
楽しくなると、
ついつい長く弾いてしまいます。
ああ、音楽の道を
あきらめて、挫折する前は、
きっとこんな感覚で、
時間も忘れて、
夢中になって練習していたな、
と思い出すことができました。
まあ、当時は、
ピアノでなく、
バイオリンだったんですが。
私よりずいぶん年上の巨匠と、
ずいぶん年下の息子が、
同じことを感じて、
同じことを指摘するなんて、
偶然の一致とは思えない。
別の表現である、
文章でも、
同じような指摘をされたわけだし、
これは、もう真実に違いない。
そういう結論に
たどり着きました。
私の表現面での、
傲慢さと、不快感は、
きっとそういう自分の、
無意識下の内面から、
滲み出ていたものだったんだな
という結論です。
それに気づいたことで、
これから少しずつ、
自分の表現に対する、
取り組み方が、
変わっていくような、
予感がしてきています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
人当たりはいいけど、
文章になるときついとか、
上から目線とか、
マウント取りに行くとか、
そうなることは、
誰でもあるのではないでしょうか?
音楽でも、
同じことでした。
心理分析をするときは、
文章以外にも、
絵を描いてもらうことがあります。
表現の奥に隠された、
自分の真実を、
探ってみるのも、
人生の旅の、
ちょっとした刺激に、
なるかもしれません。
もし、本当の自分に、
迷子になっている方が、
いらっしゃったら、
参考にしてみて下さいね。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました!
p.s.
表現についての記事はこちらも合わせてどうぞ。
Comment
望月先生のブログ経由の読者です。
いつも楽しみにしています。
今日は読みながら泣いてしまいました。
私も好きだけれど苦手な事を5年間続けています。
とっても心に響きました。ありがとうございました。
NT 様
コメントありがとうございます。
私も望月先生のブログファンの1人です。
楽しみにしていただき、ありがとうございます!
泣いていただけるほど、共感していただき、
大変うれしく思います。
好きだけど、うまくいかない、、、
そんな苦悩から何か輝くものが、
生まれるのかもしれません。
こちらこそ、心に響く、
貴重なコメントをありがとうございました!