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悩む心を癒すものとは?

    
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悩む心を癒すものとは?

「われわれが陥る心の悩みを、知性は全く癒すことができない。理性もほとんどできない。時間がかなり癒してくれる。これにひきかえ、固い決意の活動は一切を癒すことができる。」
ゲーテより

若い頃から、よく
「悩みなさそうだね」
と言われることがありました

全くそんなことはなくて
内面ではもがき苦しんでいたのですが
表面上はそう見えなかったようです

確かに、過去のことを
クヨクヨ考えることはあまりなく

どちらかというと、これからどうしよう?
という考えのほうが
多かったような気がします。

それは悩みじゃなくて
展望だったのかもしれません。

ですが、多くの人が
悩みというと感情的な状態に
どっぷり浸っていることが
多いのではないでしょうか?

悲しい、さみしい、辛い、苦しい、憎い、
不安、、、など

その状態をどうにかしようと
知性や理性を使って理屈で考えても
解決しないことがほとんどなのかもしれません。

誰かからの感情的な寄り添いや慰めは
一時的には癒してくれるかもしれませんが
最終的には自分自身が何かをつかんで
感情の海から戻ってくるしかないのだと
思います。

普通であれば
嫌な記憶は留まり続けることなく
浄化されいくので
時間が解決してくれることもあるでしょう。

しかし、人によっては、
悪い記憶が留まり続けることもあります。

時間が解決してくれると言っても
それまでずっと辛い状態が続くのも
嫌なものですよね

それらを一切癒してくれるもの?

ゲーテの言っている
固い決意の活動って
どういうことなんだろう?と
考えてみたときに

自分のハートが熱くなるような
美学とか、信念とか
理性とか知性よりもっと奥深くにある
自分の本質的な部分からくるもの

魂なのかもしれないし、
本能なのかもしれないし
直感や感覚的なものかもしれない

自分はこれを大事にしているんだ
自分はこれでいいんだ、自分は大丈夫だ

という、ごまかしでない
自分に対する真の自信

いわゆる自己信頼感が
結局自分を救うのではないかな?
と思うわけです。

じゃあ、その自己信頼感って
どうやって培っていくの?

という話なんですけどね。

もしかしたらそれは
直面することから自分を守るための
一時的な手段として

自己暗示とか、誇大的な防衛とかいうカタチで
現れるかもしれない

けど、本来の自己信頼感は
成長過程とともに作られていくわけで

とってつけたような
自己暗示を繰り返すだけでは
獲得できないんじゃないかな?
とも思うわけです

過去に傷ついた感情への癒し

欲求に対する欠乏感への満たし

抑圧されたものからの解放

気づきだけじゃなくて
癒しや満たしや解放が起こって初めて
自分は大丈夫っていう真の自信が
取り戻せるんじゃないかな?

そう考えると
悩むことも悪くないですね!

自分の真の自信を取り戻すために
一歩前進している証ですから