型を破って自分の個性を知るためのとっておきの方法とは?
皆さんは、
自分の個性をよくわかってますか?
私はよく人から個性的だと、
言われていましたが、
自分では、それがよく
わかっていませんでした。
しかし、
あることに気づいてから、
より自分の個性を、
際立たせることが、
できるようになりました。
今回は、
そのことについて、
お話してみたいと思います。
ご興味のある方は、
どうぞ最後まで、
お付き合いくださいませ。
ピアノで型なしと怒られる
私は元々、
型にはまるのが大嫌いな性格でした。
なので、学校の校則などは、
破っていたし、
先生たちにも反発していました。
それなのに、
音楽や舞台俳優など、
表現者としての、
夢が破れた後は、
自ら医者という、
ガチガチの型に、
人生をはめ込んでいきました。
その反動だったのか、
せめて趣味のピアノでは、
自由に、自分勝手に、
表現したいと思ってました。
今の師匠に習いたての頃の、
ある日のレッスンでした。
うーん、、、今の演奏は、完全に型なしですね。
音エリ師匠
え?型なし?
私
そうです。崩しすぎです。
音エリ師匠
でも、師匠は、自分の好きなように弾きなさいと、言いましたよね?
私
それは、あくまで、大枠の中のことです。
音エリ師匠
え?
私
作曲者の意図、つまりこの音楽のテーマまで、無視しろとは言ってません。
音エリ師匠
は、はあ。
私
プロは型こそきちっとやる
のだめカンタービレを知ってますか?
音エリ師匠
はい、大好きで、何回もみました。
私
のだめちゃん、コンクールの時に、自分で勝手にアレンジしちゃったでしょ?
音エリ師匠
そうでしたね。確かに、作曲者の表現したい世界観が、台無しでした。
私
他の部分で、ものすごく良い表現をしていたとしても、それで、台無しになるんです。型を無視すると。
音エリ師匠
なるほど!
私
プロとアマの違いがわかりますか?
音エリ師匠
そう言われると、よくわかりませんね。
私
アマは自分は弾いてて楽しいけど、聴いてる周りは苦痛です。
音エリ師匠
グサっ。
私
プロは、自分は辛いけど、聴いてる周りは喜ぶんです。
音エリ師匠
なるほどー
私
それが、プロとアマの違いです。
音エリ師匠
はい。
私
いかに自分の演奏が、周りに、快感というか、喜びを与えられるかですよね?
音エリ師匠
はい。
私
そのためには、ある一定の型がやはり必要なのです。
音エリ師匠
型かー。
私
そこから表現の幅が広がる
私も、留学して最初の半年間は、ドミソミドしか弾かせてもらえなかったんですよ。
音エリ師匠
え?
私
型を徹底的に叩き込まれました。でもそのおかげで、その後、自分の表現の幅が広がったんですよ。
音エリ師匠
型にはめるのは、むしろ個性を消すかと思ってました。
私
実はその逆なんですよ。その曲自体に、もう洗練された型は用意されている。
音エリ師匠
確かに、長い年月残っているということは、どの時代にも共通する、人の心を動かす何かがあるんですよね。
私
だから、まずは、その型、つまり意図や世界観を理解しないと、表現につながっていきません。
音エリ師匠
そうかもしれませんね。
私
何も、記号通り、メトロノーム通り、正確さだけ、で弾けとは言ってませんよ。
音エリ師匠
はい。
私
崩してはいけない型だけ、しっかり、捉えてくださいね。
音エリ師匠
はい、今まで、全然考えてませんでした。
私
参考にしてみてくださいね。
音エリ師匠
わかりました。ありがとうございます!
私
型にはまることに抵抗があった
そうは言われても、
やっぱり自分の主張は、
捨てたくないと思っていました。
そうこうしているうちに、
文章を書くことに目覚め、
ブログを習うことにしました。
師匠!ブログに関しては、全くの無知なので、ゼロからよろしくお願いします。
私
まっさらな人の方が、変な癖がないからいいんだよ。
錬金魔術師R
本当ですか?とにかく、いう通りにします。
私
それが大事だよ。本物のやり方をいいとこ取りするのではなく、本質から取り込むようにしないと意味がないからね。
錬金魔術師R
本質から取り込む?
私
そう。
錬金魔術師R
それにはどうしたらいいのでしょうか?
私
こだわりを捨ててひたすら型にはまる
それには、今から教える型を守って、ひたすら量をこなすことなんだよ。
錬金魔術師R
型を守るんですね。
私
そう。自分のこだわりは、一旦置いといて、型に忠実に書く。
錬金魔術師R
はい。
私
型を守らない書き方で、量を積み重ねても、何も起こらないからね。
錬金魔術師R
でも、師匠、その書き方だと、他の人と、全く同じになって、面白くなくなるのではないですか?
私
イヤイヤ、逆だよ。その型にはまることによって、無駄なエネルギーが削ぎ落とされて、個性が際立ってくるから。
錬金魔術師R
え?どういうことですか?
私
まあ、やってみたらわかるよ、騙されたと思って、とにかくやってみてね。
錬金魔術師R
はい、アレンジしようもないですし、仕方ないですね。その通りにやってみます。
私
いつの間にか自動的にできるようになる
その後、私は、
一心不乱に、その型で、
ブログを書き続けました。
そうすると、ある日、
師匠に褒められました。
おー!これは、キレイな型のブログだ!お見事!
錬金魔術師R
そうですか?
私
この記事を書くのに、そんなに苦労いらなかったでしょ?
錬金魔術師R
そうですね。最初苦労した甲斐あって、だいぶ、サクサク書けるようになってきました。
私
それでいて、このクオリティ!素晴らしい!
錬金魔術師R
ひたすら、型を守って書いていたら、こうなりました。
私
しかも、やっぱり、あなたの文章は、独特だよね。
錬金魔術師R
そうですか?独特なんですか?
私
型を守ったからこそ、この独特さが、際立ってきたよね。
錬金魔術師R
え?でも、皆さんんが習った型と同じように書いただけなんですけどね。
私
だからこそ、本来持っていたものが、浮き出てきたんだよ。
錬金魔術師R
そうなんですか?
私
後は、読者さんが、それを教えてくれるから、できるだけ、書き続けてね。
錬金魔術師R
はい、わかりました。ありがとうございました!
私
個性がなくなるのを恐れていた
私は、もしかしたら、
自分の個性とか、
オリジナリティについて、
大きな勘違いをしていたのかも、
と思い直し、
魔女医の元を訪ねました。
魔女医、私は、若い時から、型にハマるのが大嫌いでした。
私
そうね、あなたは、傍若無人で、人がどう思おうと、自分が気持ち良ければそれでいいという、人間だったものね。
魔女医
ガーン!でも確かに、そうでした。個性がなくなるのが怖くて、必死だったんです。
私
それが、いかに、周りに不快感を与えていたかわかった?
魔女医
えー!私は、そんなに、不快な人間だったんですか?
私
そうよ、あなたは、例えば、ディズニーランドに、雀荘を持ってくるような人よ。
魔女医
はあ?
私
そこの、型や世界観を無視して、台無しにする。
魔女医
そこまではしてないですよ!
私
まあ、それは大げさだけど、そうやって、個性を勘違いして、変なものを作ろうとしていたのよ。
魔女医
個性を勘違い?変なもの?
私
個性は無理してゼロから作るものではなく、そもそも、どの人も持っているものだからね。
魔女医
え?
私
型にハマればハマるほど個性が浮き出てきた
今回、ブログを書くにあたって、型にはまってみて、どうだった?
魔女医
最初は、苦しかったけど、慣れると、その書き方が、心地よくなってきて、そしたら、どんどん書くアイディアも、出てきました。
私
そう、それが、型破りなのよ。
魔女医
え?型破り?
私
全ての芸や道は、そういうことなのよ。
魔女医
え?そうなんですか?
私
まず、型通りやってみて、その型を本歌取り、つまり、本質からとらえて、自分のものにして、それが自然にできるようになって初めて、自分のオリジナルができるようになる。
魔女医
確かに、そうかもしれません。
私
その型というのは、もう長年の間、または数をこなすことによって、洗練されて、確立されたものがほとんどだから、そのエッセンスを自分に刷り込ませることが、大事なの。
魔女医
なるほど。そういう意味で、型って大事なんですね。
私
そう。決して、自分を押し殺すことではないのよ。
魔女医
確かに、型にハマればハマるほど、力みなくそれができるようになって、無駄なエネルギーを使わなくなる分、創造力にエネルギーが使えて、アイディアが浮かびやすくなってきました。
私
そうよね。
魔女医
真の個性にたどり着くために
つまり、感性を研ぎ澄ますために、型は必要なのよ。
魔女医
そうかー。確かに、そうだったかもしれません。
私
最初は、辛いわよ。自分の、ちっぽけな、プライドや、こだわりを、捨てないといけないからね。
魔女医
まずは、その境地に至らないと、本当の意味では、型にハマれませんよね?
私
そう。それまでの自分を一旦捨てて、本当の自分を掴みに行く。
魔女医
はあー。なんか、覚悟がいるなあ、、、
私
そりゃーそうよ。それまでの自分でいた方が、楽だからね。
魔女医
確かに、、、
私
でも、あなたは、勇気を出して、それをやったじゃない。
魔女医
はい。ブログに関しては、無知無能でしたから、それができました。
私
つまり、何か物事をするときに、余計な知識はいらないのよ。
魔女医
はあ。
私
むしろ、賢い人の方が、そういうことには抵抗があるから、なかなかできないのよ。
魔女医
私は、賢くないってことですか?
私
あなたは、ある部分はすごく賢いけど、ダメな部分もたくさんあったから、それを認めざるを得なくて、自分を捨てられるようになったのかもしれないね。
魔女医
でも、私は、音楽については、そのこだわりをなかなか捨てられないでいます。今でもやっぱり、自分を通したい気持ちがあります。
私
それは、あなたが、何よりも、音楽を大事に思っているからよ。
魔女医
え?
私
自分が、大事にしたいことや、自信があることほど、そうなりやすいの。
魔女医
そうか、確かに。
私
それが、真の表現者の辛いところなのよ。
魔女医
真の表現者、、、
私
そういうことを含めて、自分がわかっていくでしょ?
魔女医
そうですね。
私
だから、何かを表現してみるっていうのは、自分を知るための冒険の旅になるから、いいことなのよ。
魔女医
はい。
私
なんでもいいの。音楽でも、動画でも、文章でも、人前で話すことでも。
魔女医
そうですね。自分に合ったことで、やっていけばいいんですよね。
私
ただ、1人で毎日カラオケをするのがいいのか、人に喜んでもらって、それを共有できるようになるのか、どこを目指すのか?
魔女医
そうですね。自分のためだけだったら、気持ちよく1人でやっていればいいですよね。
私
けど、きっとそれだけでは、飽きるのが人間なのよ。
魔女医
確かに。
私
そこらへんを、よく考えて、自分の個性や才能を、磨いていってね。
魔女医
はい、わかりました。やってみます!ありがとうございました。
私
まとめ
いかがでしたでしょうか?
私は、なぜ、これまで、
型に抵抗してきたんでしょうかね?
これも、ブログをやり始めて、
気づいたことでした。
そして、それは、
人生の全てにつながると、
確信してきました。
誰にでもある、
個性や才能を、
浮かび上がらせる方法として、
型にハマってみる、
大切さに気づいたのです。
もし、自分の個性や才能が、
ぼんやりしていて、
悩んでいる方がおられたら、
試してみてくださいね。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。