宇谷悦子の公式ホームページ

最高の休息をとるためのとっておきの方法とは?

    
\ この記事を共有 /
最高の休息をとるためのとっておきの方法とは?

誰でも頭が疲れきってしまって、
何もやる気が起こらなくなる時、
ありますよね?

しかしそんな時に、
とっておきの回復方法があるのです。

この記事はそんなあなたに、
きっと役立ちます。

よかったら、
最後までお付き合いくださいませ。

間違っている休息法

かつての「私」は
目の前の仕事に追われ、
心身ともに、
疲れがピークの時がありました。

その時は頭がよく働かず、
文章をまとめる時間も余計にかかり、
帰る時間も遅くなるという、
悪循環におちいっていたのです。

そこで尊敬する「先生」のところへ、
時々相談に行っていたのです。

私:はあ、もう忙しすぎて、疲れて、何にも考えたくない。好きな音楽ですら、聴きたくないし、食事も仕方なく食べてるだけで、ちっとも美味しくない。

先生:それは、だいぶお疲れのようね。

夜は、なんとか眠ってるけど、疲れが取れた気がしない。

先生:眠りが浅いのかもしれないね。

私:休みの日には、気分転換に、ショッピングに出かけたり、友達と会ったりしてるけど、なんだか、ますます疲れる気がする。これがどんどん酷くなると、うつになるのかしら?

先生:その休みの日の過ごし方は、逆効果だね。

私:ええ?どうして?気分転換になるから、いいと思ったのに。

先生:本当の休息というのは、そういうことじゃないのよ。

私:じゃあ一体どうしたら、本当の休息がとれるんですか?

赤ちゃんになる

先生:それはね、赤ちゃんに戻ればいいのよ。

私:はあ?赤ちゃんってあの赤ちゃんですか?

先生:そうよ、なるべく生まれたての赤ちゃんがいいわ。ちょっとバブバブって言ってみて。

私:バブバブ。ってなに言わせてるんですか!

先生:うんうん、可愛い可愛い。この言葉を言うと、誰でも一瞬で赤ちゃんに戻れちゃうんだねー!

私:からかっているんですか?

先生:全然。ものすごく真剣だけど。でも、大の大人が赤ちゃんに戻るって、すごく勇気がいるんだよね。

私:そりゃそうですよ。なんか、昔、ドラマでマザコンの冬彦さんが、母親の前で赤ちゃんになっていたような。あんな風にしないといけないんですか?

先生:いやいや、何も、言葉や仕草まで赤ちゃんになれとは言ってないわよ。まあ冬彦さんもそうせざるを得ない何かがあったんだと思うんだけどね。
心理学でね、マズローの三角形ってあるんだけど、人間の生命活動段階を表していて、一番底辺に、生理的欲求ってあるのね

私:なんだか、急に難しい話になってきたな。

先生:いやいや、難しくなくて、生理的欲求っていうのは、つまり、食べて、寝て、ウンチとしっこするだけなのよ。

私:ほうほう。

先生:厳密に言うと、大人の場合は、性欲も入ってくるけど。まあいいわ、それは大事だけど話がややこしくなるから置いとくね!

私:大事ならした方がいいと思うんだけど。まあ今回は、赤ちゃんだから、いいか。

先生:つまり、赤ちゃんは、おっぱい飲んで、ねんねして、しっこして、うんちして、また明日、の毎日なわけ。

私:確かに。

先生:それが満たされたら、次は安全欲求なのね。

私:安全?

先生:雨露しのいで、外敵から身を守って、安心して、居心地よく過ごせる場所の確保よ。

私:安心して過ごせる居場所ってことですね。

先生:まあ、外敵だけじゃなくて、内敵もいることはあるから、自宅が必ずしもそうなれるとは限らないんだけど。

私:害を与えてくる、家族とかのことですね?

先生:まあ、残念だけど、そうなりますね。とにかく、赤ちゃんに戻って、その2つを、満たすことに専念する。

私:けど、どうしてそうしないといけないんですか?

エネルギー充電基地

先生:結局、脳の電気の使いすぎで、脳電池が、電池切れを起こしているのよ。

私:脳は電池なんですか?

先生:そう。電池が切れたら、まず充電をしないといけないのね。だけど、充電している側から、電気を使っていくと、すぐにまた電池切れになってしまう。

私:だから、余計なことに使わないようにしないといけないんだ。

先生:そう。だから、基本的な、必要最低限の、生命活動レベルまで落とす必要があるのよ。それが、赤ちゃん。

私:なるほど!

先生:生まれたての赤ちゃんは、余計な能力がまだ発達してないから、必要最低限の生命活動しかできない。

私:でも、それって、どのくらいの期間そうすればいいんですか?

先生:そうねえ、その程度によるけど、すでにうつ状態と言われる、病的な状態になっている人には、最低限2週間は、そういう休息を取るように指導しているわ。もっと必要な人もいるけどね。

私:2週間!2週間も赤ちゃんに戻れたら、幸せだなー。いやまてよ、でも途中から退屈になるかも。

先生:そう、健康な大人だと、必ず退屈が襲ってくるわ。その時には、だいぶ充電は済んでいるわね。それが1つの指標にはなる。

私:でも、仕事を休んで、育児や介護がある人は、それをほっぽり出して、日常生活の雑用もしないで、2週間も過ごすって、現実問題、無理ですよ。そんなこと、セレブしかできません!

先生:そうね、それは人によるわね。けど、頼める人に頼んだり、サービスの利用、職場の有給休暇の利用、とか、めいっぱい工夫すれば、なんとか3日間ぐらいでも取れないかしら?

私:まあ、2泊3日ぐらいなら、なんとか。

先生:まあ、後は、そうする勇気があるかどうかだけどね。病気レベルだったら、無理やり説得もするんだけどね。けど、長い人生の中で、たったの2泊3日、本当に取れないかしら、なんとかして。

私:わかりました。それができたとして、どこで、どうやって、それをやりましょう?

先生:経済状況にもよるけどね。個人的には、ひなびた、昔ながらの、湯治場の旅館とかどうかしらね?

私:なんか、赤ちゃんじゃなくて、じーさん、ばーさん、みたいですね。

先生:そうかな?でも昔の人は、病気じゃないけど、このまま無理すると病気になるかもみたいな時や、病気の治療の後、世間に戻る前にもう少し療養したい時なんかに、湯治場を利用したんじゃないかしら?

私:そういえば、そう言う、位置付けだったかもしれませんね。

先生:現代は、いよいよ具合が悪くなって初めて、入院か、バリバリ元気で、レジャー的な休みを取るか、両極端だと思うのよね。

私:確かに。

先生:昔は、職場も、なんだか疲れている人がいたら、休んでいいから、ちょっと湯治場でゆっくりしておいで、とかそう言う風潮もあったかもしれないよね。

私:なるほど。湯治場が、元気と病気の人にとっての中間予防施設みたいな?病気までいってないけど、ちょっと療養しないといよいよ病気になっちゃうかもよ、みたいな人が療養にいくところだったんですね?

先生:温泉旅館は、日本ならではかもしれないけど。温泉のお湯自体にも、もちろん何か効能効果はあると思うんだけど、起きたい時に起きて、食べたい時に食べて、風呂に浸かりたい時に使って、寝たい時に寝る、と言う生活自体が、治療になったんじゃないかと思うのよ。

私:それだと、確かに、赤ちゃんに戻れますね。

先生:まあ、おしめを変えてくれる人はいないから、トイレは自分でいってちょうだいね。湯治場の旅館の場所やランクは色々だと思うから、自分の懐と相談したらいいけど、高級旅館を選ばなければ、食事付でも、そんなに高くないところもあるんじゃないかな。

私:なんとなく、実現できそうな気がしてきました。

先生:まあ1つのアイディアだから、他に方法はいくらでもあるけど、赤ちゃんに戻れるような休息の仕方を考えてみたら、いいと思うよ。

私:なんだか、それを想像しただけでも、休息が取れたような気分になってきました。

先生:けど、本当は、忙しすぎる日々を見直すことも大事なのかもしれないね。その見直し方は、色々あると思うんだけど、今日のところは、いよいよ疲れた時の、休息の取り方について、伝えとくね。

自分を甘やかす

しばらくして

私:言われた通りに、ひなびた湯治場の温泉旅館で、休息を取ってきましたよ!いやー本当に極楽極楽でした。生きてたら、いいこともあるんですねー。

先生:えらい、前向きになったわね。よかったわ、実践してくれて。

私:本当の休息の意味がわかりましたよ。人間の活動レベルを落とせばいいんですね。

先生:そう。これは、何も大人だけじゃなく、子供や、思春期の子にも当てはまるわ。子供だって、疲れたり、ストレスがあったら、赤ちゃん返り、つまり、退行とか依存になるよね。思春期の子は、外の世界で頑張らないといけなくなってくるから、家に帰ってきたらそうなるとかね。

私:それは、怠けとか甘えじゃないんですね?

先生:怠けとか単なる甘えじゃないわ。自分を守るための、生きる術なのよ。生理的欲求と、安全欲求が満たされるような、エネルギー基地がしっかりしていれば、多少頑張って疲れても、またエネルギーを充電できる。

私:ふむふむ。

先生:でも大人になったら、誰も甘やかしてくれないから、自分で自分を甘やかすしかないわね。特に、高学歴な人や、高い地位についている人は、プライドもあるだろうし、なかなかできないことよね。けど、本当のプライドって何かしら?

私:確かに。疲れて、ボロ雑巾みたいにくたびれることが、プライドではないような気がします。

先生:人間の活動レベルを下げるような、退行や依存も、次にまた頑張るために必要なこともあるってこと。本当に賢い人は、もうそれに気づいているわ。

私:よくわかりました!これからは、自分を甘やかして、より効果的な休息を取っていけそうです。

先生:ててててってってって〜♪ 私さんは、頭の電池切れを充電する本当の休息の仕方を手に入れた。

私:はい?

先生:人間レベルが1に上がった。

私:え?人間レベルがこれで上がったんですか?むしろ怠け者になったような気がするんですけど。

先生:自分で自分を守る術を身につけたんだから、上がったのよ。これからは、あなたと同じように、頭の電池切れを起こして、疲れている人がいたら、アドバイスしてあげてね。

私:わかりました!ありがとうございました!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

あの頃の私は相当お疲れでしたね。

まるでボロ雑巾のようでした。

ちょっと大げさに感じたかもしれませんが、
本当の休息法のイメージは、
掴んでいただけたでしょうか?

脳電池が充電切れを起こしているぐらい、
疲れている時には赤ちゃんに戻って、
生理的欲求と安全欲求を満たすことに専念する。

その具体的な方法は、
人それぞれでしょうが、
とにかく自分で自分を甘やかす。

脳が電池と意識するようになっただけでも、
充電に気をつけるようになり、
疲れにくくなった気がします。

お疲れ気味の方は、
ぜひ試してみてくださいね。

最後までお付き合いいただきまして、
ありがとうございました!

S