甘い記憶としょっぱい記憶
人間の脳って優秀です。
嫌な記憶は
浄化されるような
メカニズムになっているんですよね。
想像してみてください。
嫌なことがあった時の
気持ちや感情が
ずっとそのまま
ありありと残っている感覚を。
生きているのが
嫌になりませんか?
だから
人間の脳は
(いや動物かもしれないけど)
そういう嫌な記憶は
どんどん忘れるように
なっているんですよね。
ですが
中には、そのメカニズムが
うまく働かず
嫌な記憶がずっと残ってしまう
人もいます。
すごく辛いと思うんですよね。
そういう患者さんにはよく
「私が〇〇さんの頭の中に入って、その嫌な記憶を消しゴムで消してあげられたらいいんだけどなー」
とか
「ドラえもんがいたら、タイムマシン出してもらって、過去に行って嫌なことが起こらないようにするんだけどなー、ハッハッハー」
とか言ったりします。
いや、笑い事じゃないんですが、、、
まあ、つまり
過去の嫌な出来事と
その時の感情に
エネルギーを奪われ続けるのは
もったいないと思うんだけど
忘れようと思っても
忘れられないんだから
しょうがない。
気長に待つわけです。
自分で、
はーもうそれ考えるの疲れたー!
ってなるまでは
人から何を言われても
なかなか難しいんですよね。
そういう間は
辛かったねー
しんどかったねー
ってただそうやって
寄り添ってくれる人が
必要なんじゃないかなって
思います。
でもね、
とことんそれやったら
大体の人は
さてと、、、
となって前を向きます。
レッツポジティブだけが
正しいとは限りません。
とことんネガティブを
やるからこそ
ポジティブが生きてくることも
あるんです。
それにしても、人間の脳が
あまーい記憶ばっかりで
満たされるような
メカニズムだったら
世の中は一体どうなるんだろうなー。
とヘンタイ思想を
発動させてみました笑
ということで
松田聖子の「SWEET MEMORIES」
歌いました